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贈り物をするというのは相手の気持ちを考える事。そして、時には多少なりの自己犠牲が伴うものです。 自己犠牲というととっても大げさに聞こえますが、自分にとって大切なものを誰かのために手放すのがそれ。 たとえば、 多忙ながらも時間を作って一人暮らしの友人宅を訪ねる。 丹精込めて育てていたお花をプレゼントする。 やっと手に入れた特別な品物を同じようにほしがっていた友人に譲る。 など、自分にとって貴重な大切なものを他の人に提供する事に意味があるのだと思います。 友人や仲の良い人に贈り物をするのは簡単ですけど、まったく自分に関係のない人、あるいは仲の悪い人にもそれが出来るようになれば贈り物のプロ!といえるのでは? ある女性が脳溢血を起こしてしまい、車椅子の生活をおくるようになってしまった時の事。手も震えるし、自分の体が思うように動かせず、気が滅入るばかり。そんなある日、あまり交流のなかった隣人が訪ねて来てくれたそうです。その隣人が持参したのは見るからに高価なものとわかる綺麗なチャイナのティーセット。紅茶を入れてケーキと一緒に二人で頂き、その後隣人は帰って行ったそうですが、彼女にとっては忘れられない出来事となったと言います。「手も震えて、落として割ってしまう可能性があるというのに、私のためにそんな大切なものを持ってきて使ってくれた事がとても嬉しかった。人間として、大切に扱われた気がしました。」と、彼女は涙を流して語ってくれました。 もうひとつの話は、経済的に困っている家族の話。クリスマスの頃、どこから聞きつけたのか、食料の入ったダンボールを寄付されました。喜んで開けてみると、中には期限の切れたシリアルの箱、見るからに古そうなほこりのかぶった缶詰などが。自分たちが要らない、食べたくないものをつめたのが丸わかりで、頂いてありがたいものの寂しい気分になってしまったそうです。 この二つのお話は対照的で、贈り物の真理を考えさせてくれるのでいつも思い出します。 クリスマスやお歳暮など、贈り物をする機会が多いですが、贈る心を添える事を忘れないようにしたいものですね。
by family_forever
| 2005-12-02 02:29
| 日々感じた事
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